中古の腕時計の主なトラブルと解決方法

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巷にはリサイクルショップが増えてきています。その中で腕時計を扱っているお店も多く有ります。そのような中古ウォッチのトラブルと解決方法について、考えてみましょう。中古品である以上、その状態は一個一個異なっています。単に傷だけとか、ベルトやブレスレット部分の不具合、ブレスレットの予備コマの欠品で腕が入らない、機械式ウォッチの場合は内部メカの故障等、新品正常時とは違うということをまず頭に入れておくことが大切です。まず、主なトラブルですが、品物に関して言うと、機械式の場合、内部の故障として、ゼンマイが切断していて動かない、油切れによる部品の損耗で動かない、落下による部品の変形で動かない、防水パッキンの損耗で機械内部に浸水して、部品が腐食して動かない等が挙げられます。電池式のクウォーツ時計の場合は、電池の液漏れによる、内部機械の腐食により電気がうまく流れず動かない、落下による部品変形や部品外れにより動かない、防水パッキンの損耗やずれによる浸水で内部が腐食し動かないといったとことです。そして、最も厄介な問題は、お客さんが十分商品の状態を理解せずに購入して、クレームとなることです。先ほど挙げた、内部の故障した不動品に関しては、お店側でジャンク品扱いとなる場合がほとんどです。しかし、不動ジャンクと記されていても、ある程度のブランド品であれば、いい値段がついています。その不動の状態が直るかどうかは不明ですので、購入時は直らない可能性が高いことをお客さんによく納得してもらうことが大切です。また、動いているものは、期間はまちまちですが、お店の保証が付きますので、その期間外で故障する可能性もあるという認識で買う側も購入するべきです。つまり、購入後にも製品の不具合がでる可能性があることを、売る側、買う側双方が十分理解して売買することが一番の解決方法と言えるでしょう。


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