肛門科というと、痔などの肛門や肛門周辺の病変がある方が受診をされる科ですが、総合病院などの場合には、単独で肛門科としては診療を行っておらず、外科の一貫として肛門科診療を行っているところも多いです。そのため、手を怪我したとか、足を怪我したなどの肛門周辺の病気以外のことによって受診をしている方も多いので、そういった他の患者さんと顔を合わせることに抵抗を感じる方も肛門科を受診希望されている患者さんの中には多いです。そういった場合には、単独で肛門科として看板をあげているような病院を受診することがオススメです。良い肛門科の特徴としては、デリケートゾーンの病気であるため、受診にも抵抗を感じる患者さんが多いですが、そういった患者さんの気持ちの面に配慮をして、完全個室での診察や治療を行い、プライバシーをしっかり保護してくれる病院だったり、肛門科の専門医がいらっしゃる病院であることなどが挙げられます。肛門科の専門医がいて下さると、一般の外科医が外科診療の片手間に肛門科の診察や治療を行うのとは異なり、手術の際の専門的な医療知識だったり、スキルも優れていることが多いです。また、患者さんの精神的なストレスに対して、丁寧にフォローアップしてくれる肛門科はオススメです。